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樹木葬はトラブルが起こりやすい?|よく起こる問題を6個紹介

白とピンクの満開の桜

shell_ghostcage / Pixabay

あなたは自然葬をお考えですか?

それとも、故人が自然葬をご希望ですか?

 

自然崇拝を大切にしてきた日本人にとっては、受け入れやすい葬法なのかもしれません。

 

そして、なにより費用が安いです!

 

墓石は不要ですし、不明瞭なお布施もありません。残された遺族にとっても魅力的ですね。

自然葬というと、大きく2あります。

  • 樹木葬
  • 散骨

新たに墓を作らない、墓じまいをするという点からみると、自然保護としても貢献することができます。

今回は、樹木葬にかかる費用と起こりやすいトラブルを紹介していきます。

樹木葬とは?

墓石を使った墓標を建て、遺骨を納めるのが一般的な日本の葬法です。

 

樹木葬は、墓石の代わりに樹木を植え、それを墓標とします。

 

樹木葬は『墓地、埋葬などに関する法律』で、墓地として認められた場所に遺骨を埋葬します。

散骨と違って法律で認められている点も、安心材料の一つです。

 

基本的には、遺骨をそのまま土の中に埋めます。ですが、希望によって骨壺に入れてから地中に埋めることもできます。

樹木葬の種類

樹木葬は、以下の2種類があります。

 

  • 家族墓・個人墓
  • 共同墓

 

また、管理する団体は以下の通りです。

 

  • 自治体
  • 民間
  • 寺院

 

お布施を嫌うなら、寺院管理の樹木葬は避けたほうがいいかもしれませんね。

樹木葬のタイプは全部で4つある

樹木葬といっても、木を墓標にしないタイプもあります。いくつか紹介していきます。

植樹タイプ

これは、1人1本の樹木を植樹する方法です。遺骨の真上に植樹するイメージがありますが、実際には周囲に木を植えます。

大きな木になると管理が大変なので、低い木を植えるのが一般的です。

モミジ、ハナミズキなどが人気です。

メインツリータイプ

これは、ちょっと大きめの1本のメインツリーの周りに埋葬する方法です。

なので、メインツリーの周りには区画が決められており、複数の遺骨で1本の樹木を墓標とします。

墓標タイプ

樹木は植えず、プレートなどの墓標を設置する方法です。周りに木を植えてもOKな場合もあります。

合同埋葬タイプ

メインツリータイプのように区画が区切られておらず、複数の遺骨をまとめて埋葬する方法です。

通常のお墓よりも費用が安い

樹木葬は墓石がないので、一般的な埋葬法より費用が安く済みます。

場所によって千差万別なので、参考までに以下のページから引用します。

樹木葬は、一般的なお墓にくらべて安価な費用で埋葬をすることができますが、基本的には1名あたりの価格ですので、埋葬する人数分の費用がかかります。
安価ではありますが、利用人数が増えていくと逆に割高になるケースもあります。
家族全員で利用するお墓をお探しであれば、一般的な墓地のほうが費用が安くつくかもしれません。

費用の内訳 相場
永代使用料 約5~200万円
埋葬料 数万円
※使用料に含む場合もあります。
銘板彫刻代 数万円
石板にお名前を彫刻するオプション費用です。
※使用料に含む場合もあります。
年間管理料 なし
※生前の間や、一定期間のみ管理料がかかる場合もあります。

引用:絶対失敗しないお墓探し

けっこう費用がかかるように見えますが、一般的な寺院墓地ではもっとかかります。

起こりやすいトラブルを6個紹介

ここからは、樹木葬で起こりやすトラブルを紹介していきます。

樹木の腐敗

樹木というのは自然です。さらに、付近に遺骨または骨壺を埋めます。植樹の時期の影響もあるでしょう。

 

樹木がうまく根付かない可能性があります。

 

遺骨と樹木との距離、植樹シーズンに注意しましょう。

一度埋葬すると取り出しはできない

やっぱり、お墓に埋葬し直したい!

 

そんな時、樹木葬では取り返しがつきません。

もし、その可能性があるなら、遺骨を骨壺に入れてから埋葬するようにしましょう。

交通の便が悪い

自然葬といわれるだけあって、交通の便が悪い場所にある場合が多いです。

若いうちは故人を参ることも可能ですが、歳を重ねると難しいものです。

 

実際に足を運んで見学するようにしましょう。

遺族の理解が得られない

自然葬のブームがあるからといって、まだまだ一般に浸透したモノではありません。

残された家族、親族からの反対があることも、想定できます。

 

あらかじめ、家族・親族に自分の希望を伝えておくとよいでしょう。

宗派の指定

樹木葬の管理団体によっては、宗派を指定される場合があります。

 

特に寺院が管理する場合、そのお寺の宗派になりますし、檀家の契約を迫られる可能性も高いです。

 

事前の宗派確認は必須です。

永代供養までの管理と年数

基本的に、樹木葬は永代供養が前提です。おひとり様や夫婦、ペットなどに向いています。

ですが、場所によっては三十三回忌までしか個別にあずかってもらえない契約があります。

 

永代供養とあっても、その後は共同埋葬に変更される可能性もあるのです。

 

契約内容は、しっかりと目を通すようにしましょう。

まとめ

以上、樹木葬の費用はいくら?|トラブルを回避するポイントを6個紹介でした!

樹木葬には、以下の種類があります。

 

  • 家族墓・個人墓
  • 共同墓

 

管理団体は以下の通りです。

 

  • 自治体
  • 民間
  • 寺院

 

発生しやすいトラブル

  • 樹木の腐敗
  • 一度埋葬すると取り出しはできない
  • 交通の便が悪い
  • 遺族の理解が得られない
  • 宗派の指定
  • 永代供養までの管理と年数

 

費用はピンキリですが、50万円前後のところが多いようです。

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