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歴史 神道

日本の神話|イザナミが国生みをしてから黄泉に行くまでの流れ

あなたは日本の神話をご存知ですか?

 

『え?日本に神話があるの?』

『神話なんて宗教みたいで嫌だ』

 

日本では宗教的な観念に抵抗を示す方も多いでしょう。しかし、神話とはその国の成り立ちが描かれています。

意外かもしれませんが、日本が誇る漫画文化には神話に出てくる神様が数多くいます。

 

  • るろうに剣心:志々雄誠のカグヅチ
  • ナルト:写輪眼のイザナギ

 

なんだかカッコいい名前だと思いませんでしたか?これらは日本の神様の名前なのです。そんな日本人の財産ともいえる日本の神話の始まりを紹介します。

イザナギとイザナミが日本という国を作ったお話です。しかし、イザナミは火の神様カグヅチを生んだ際のヤケドで死んでしまうのでした・・・

 

 

国生み|日本を作った神様のイザナギとイザナミ

深い霧に包まれていた世界は、数えることのできないくらいの時を経て天と地に分かれます。天地ができると、突然神様が生まれ始めます。

 

  • 天之御中主神(アメノミナカヌシノカミ)
  • 高御産巣日神(タカミムスビノカミ)
  • 神産巣日神(カミムスビノカミ)

 

中でも最初に生まれたこの3人の神は強キャラなので、覚えておきましょう。そのあとも続々と神様が生まれる中、最後に生まれたのがイザナギとイザナミです。

漫画うずまきナルトのうちは一族の術としても有名ですね。視力と引き換えに、悪い現実をなかったことにする最強の瞳術です。イザナギとイザナミは先に生まれた神たちから、1本の鉾(ほこ)を渡されます。

 

『この鉾で国を固めなさい』

 

このように命を受け、2人で海をグルグルとかき混ぜます。こうしてできたのが【オノゴロ島】です。地上に降り立ったイザナギとイザナミは結婚して、子供を生むのでした。

最初に生まれたのは蛭子|後に恵比寿様に神化する

しかし、最初に生まれた子は【蛭子】という手と足のない子供でした。イザナギとイザナミは悲しみましたが、その子供を船で流してしまいます。

その後、婚儀の段取りが間違っていたため蛭子が生まれたと指摘を受け、婚儀をやり直します。すると今度は立派な島が次々と生まれるのでした。これが日本列島となります。

 

蛭子は兵庫県の海岸に流れ着きます。そしてその土地の人々に大切に育てられ、後に恵比寿様になります。こうして蛭子は海の神様へとイメージチェンジして、豊漁、航海の安全、交易の守護神として力を発揮するようになるのでした。

 

福の神として七福神にもなった恵比寿様は大出世ですね!今や、日本の飲み会には欠かせない存在となりました。

 

恵比寿様の詳細についてはコチラ▼

 

次に生まれたのは大八島|8人の子供たち

イザナミは8つの島を生みました。

 

  1. 佐渡島(さどのしま)
  2. 隠岐三子島(おきのみつごのしま)
  3. 津島(つしま)
  4. 伊岐島(いきのしま)
  5. 筑紫島(つくしのしま)
  6. 伊予之二名島(いよのふたなのしま)
  7. 淡道之穂之狭別島(あわじのほのさわけのしま)
  8. 大倭豊秋津島(おおやまととよあきづのしま)

 

聞き覚えのある地名もあるでしょう。イザナミは北海道を除く日本列島のを生み出したのです。

火の神様カグヅチによってイザナミが死亡

その後も順調に神を生み続けたイザナミですが、火の神カグヅチを生む際に大ヤケドを負ってしまいます。

イザナミは苦し悶えながらも、嘔吐物からは鉱山の神、便からは粘土の神、尿からは田んぼの水の神が生まれました。しかし、最後には力尽きてしまうのでした。

イザナギはイザナミの死を受け入れられません。自分の子供にも関わらず、生まれたばかりのカグヅチを切り殺してしまいます。その血しぶきからは雷神が生まれるのでした。

 

カグヅチはるろうに剣心の志々雄誠の必殺剣です。【終の秘剣カグヅチ】は剣心の二段抜刀により、不発に終わりました。ファンとしては炸裂するところも見たかったですね!

 

黄泉の世界|イザナミの体は朽ち果てる

死んでしまったイザナミの事を諦められないイザナギは、黄泉の国を目指して旅経ちます。

 

黄泉の国とは死者の住む国です。

 

黄泉の国についたイザナギは真っ暗の中で、イザナミに向かって声をかけます。するとイザナミは返事をするのでした。

しかし、イザナミはすでに黄泉の国の食べ物を食べてしまった後でした。死の世界の食べ物を口にすると、元の世界には戻れないルールがあるのです。

それでもイザナミは黄泉の神に相談してみるから待っててほしいとイザナギに言うのでした。ところが、イザナギは待つことができず明かりを点けてイザナミの姿を見てしまうのです・・・

 

『見たな・・・』

 

イザナミの体は膿でただれ、体中にウジがはい回っていました。すでに死者の体だったのです。恥ずかしい姿を見られたイザナミは、怒り狂ってイザナギを追いかけます。何とか逃げ切ったイザナギに対し、イザナミが言い放ちます。

 

『毎日1,000人の人間に死を与えてやる』

 

これに対し、イザナギも負けてはいません。

 

『ならば、毎日1,500人の子を作ってやる』

 

こうしてイザナギとイザナミは別れを交わし、日本という国は毎日1,000人が死に、1,500人が生まれる国となりました。

まとめ

以上、イザナミが国生みをしてから黄泉に行くまでの流れの紹介でした!

こういう話を知っていると、アニメや漫画の術・技がいっそう楽しくなりますね。うちはの写輪眼にどれだけの思いが込められているかもよくわかります。

 

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