当サイトには広告を掲載しています

お墓 終活

お墓の種類|それぞれのメリットとデメリットを詳しく解説

寺院にある灰色の家墓

近年、お墓のスタイルは多様化しており、様々なパターンができてきました。少子化や核家族化の影響もあり、永代供養墓や自然葬への関心が高まっています。

また、『夫と一緒の墓はイヤだ』『家というしがらみから解放されたい』『自分のスタイルを大切にしたい』など、自分らしさを追求する傾向があります。

中には、生前にお墓を契約して、同じ墓に入る人同士で交流を深める『墓友(はかとも)』なんていう交流もあります。さらに、ペットと一緒に入れいるお墓まで。

墓選びで後悔しないよう、今回はお墓の種類とそれぞれのメリット・デメリットを詳しく解説していきます!

お墓の種類

寺院墓地のメリットとデメリット

メリット 安心して法要を任せられる
墓参りと供養が一緒にできる
交通の便が良い場合が多い
デメリット 永代使用料や管理料が高い
寺院の宗派に属することになる
石材店を指定される場合がある

寺院墓地は『〇〇家之墓』と墓石に掘られた昔ながらのお墓です。日本人にとっては、一番馴染みがありますね。

僧侶が敷地内に住んで管理している場合が多く、いざという時にも安心して葬式や法要をお願いすることが可能です。先祖代々の墓であれば、自宅からの距離も近いでしょう。

しかし、永代使用料や管理料は高めになっており、お布施という形で納める必要があります。さらに、お寺の補修が必要になったときは、臨時で檀家からお布施を集めることもあります。

 

墓石の費用と種類はコチラ▼

合わせて読みたい

準備中

 

民営墓地のメリットとデメリット

メリット 公園のように明るい雰囲気の場所が多い
設備が充実している場合が多い
宗派を問わない場合が多い
デメリット 永代使用料や管理料が高い
交通の便が悪い場合がある
石材店を指定される場合がある

民営墓地は、宗教団体や石材店が運営しているお墓です。明るい雰囲気で、設備が充実していることが多いのが特徴です。

しかし、その分費用は高く、運営する石材店でしか墓石を購入できない場合も。

公営墓地のメリットとデメリット

メリット 永代使用料や管理料が安い
宗派を問わない場合が多い
交通の便が良い場合が多い
デメリット 募集が少なく申し込めないことがある
『霊園と同じ自治体に住所がある』などの条件がある
墓石の大きさに制限がある

公営墓地は、市区町村の自治体が運営するお墓です。永代使用料と管理料が安く、基本的に自分が住んでいる自治体にあります。宗教色も弱く、宗派不問の場合が多いです。

しかし、人気があって募集が少ないので抽選になることも。また、お墓のスペースが決められているので、墓石の大きさに制限があります。

永代供養墓のメリットとデメリット

メリット 継承者不要でも永続的に供養してもらえる
子供に墓の管理という負担を負わせない
基本的に合祀されるので安価
デメリット 他の人の遺骨と一緒に納骨される
合祀されると遺骨を取り出すことができない
宗派不問だが供養は決まった宗派になる

永代供養墓は、継承者が不要のお墓です。寺院墓地、納骨堂、個人墓など様々な形態があります。

お墓の管理者が責任をもって供養を続けてくれるので無縁になることはありませんし、子供たちに負担をかけることもありません。最終的には他の遺骨と合祀されることが多く、家墓よりも費用を安くすることが可能です。

しかし、他の遺骨と合祀された後は、特定の遺骨を取り出すことはできません。

 

永代供養墓の詳細はコチラ▼

 

納骨堂のメリットとデメリット

メリット 継承者不要で購入できる場合が多い
屋内なので天候の影響を受けない
雑草対策など屋外ならではの管理が不要
デメリット 最初から又は三十三回忌後に合祀される
屋内なので線香があげられない場合がある
一緒に納められる遺骨の数に制限がある

納骨堂は、カロート(納骨室)がロッカーのように並べられているタイプのお墓です。最新式のモノは全自動式で、一箇所のお参りスペースに機械仕掛けで遺骨が運ばれてきます。

継承者不要の永代供養墓の場合が多く、子供がいない方、おひとり様、入る墓がない方など、様々なニーズに応えることが可能です。

しかし、屋内なので線香があげられなかったり、ロッカーなので納められる遺骨の数に制限がある場合があります。そして、最終的には他の遺骨と合祀されるケースが多いです。

散骨のメリットとデメリット

メリット 墓石が不要なので費用が安い
お布施がないので子供への負担がない
自然に還りたいという故人の願いが叶う
デメリット 遺族の理解が得られないことがある
遺骨が無くなるので法要を行いにくい
盆、彼岸などで遺族が手を合わせる場所がない

散骨は、遺骨を細かく砕いて海、山、島などに撒く葬法のことをいいます。墓がないので購入費用はかかりませんし、その後の維持費も不要です。

認知度は増してきていますが、実際に実行しているのはまだ少ないです。また、骨が無くなってしまうので、法要、盆、彼岸などで遺族が手を合わせる対象がありません。

 

散骨の詳細はコチラ▼

 

樹木葬のメリットとデメリット

メリット 継承者不要で購入できる場合が多い
通常の家墓よりも費用が安い
『お墓』という形態は残すことができる
デメリット 交通の便が悪い場所が多い
骨壺に入れないと取り出せなくなる
遺族の理解が得られないことがある

樹木葬は、木の根元や花と一緒に納骨するお墓のことです。個人の区画が区切られている個人墓、他の遺骨と一緒に納骨される合葬墓があります。

お墓の形態をしているので、遺族がお参りに行くことが可能。また、通常の家墓よりも費用を安くすることができます。

ただ、自然豊かな場所に作られていることが多く、交通の便は期待できません。また、遺骨を骨壺に入れて埋葬しないと、考えが変わったときに取り出せなくなる可能性があります。

手元供養のメリットとデメリット

メリット 故人を近くに感じることができる
散骨しても遺骨を残すことができる
アクセサリーとして身に付けることができる
デメリット 遺族の理解が得られないことがある
管理者が死んだあとは遺品として扱われる
自己満足なところがある

手元供養は自宅供養ともいい、遺骨を自宅で保管する方法です。遺骨を納骨しなければいけないという義務はなく、法的には問題ありません。

お墓が無かったり、無宗教だったり、故人を近くに感じたい方が選択します。また、全部の遺骨ではなく一部の遺骨を手元に置くという方法もあります。

しかし、一般的な供養スタイルではないので、家族・親族間でのトラブルにつながることも。また、故人の許可なく手元供養にすると、自己満足に過ぎないかもしれません。

お墓を購入する前にチェックするポイント

お墓の種類が決まった後は、同じタイプのお墓を比較検討していきましょう。以下は、購入前に確認しておきたいチェックポイントです。

 

  • 自宅からのアクセスの良さ
  • 法要施設・休憩所などの設備
  • 費用の総額

 

まずは、自宅からのアクセスが良いところで探してください。『年に数回だから・・・』といっても、歳を取ると墓参りは大変になってくるものです。

また、お墓に法要施設があれば墓参りと供養を一緒にできますし、休憩スペースなど遺族がゆっくりできる空間もあると便利です。

そして、費用の総額は必ず確認してください。年間の維持費など、購入後に発生する費用もしっかりと把握しておきましょう。

-お墓, 終活