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菩薩の意味と特徴|如来との決定的な違いはどこにあるのか?

弥勒菩薩、観音菩薩などで有名な菩薩ですが、何をしている仏像かご存知ですか?

 

『仏像の差はよくわからない』

『菩薩にも種類があって複雑』

 

今回は、基本的な菩薩の区別、特徴、如来との違い、見れるお寺について、誰にでもわかるように簡潔に解説していきます。これがわかれば、これまでの仏像とは違って見えるでしょう。

菩薩の意味とは?|如来との決定的な違い

菩薩とは、如来(悟った仏)になるために修行中の仏のことをいいます。正確に表現すると仏=悟ったなので、菩薩は仏ではありません。ですが、慣習的に仏と呼ばれるのであまり気にしないでください。

 

なんだ、まだ悟ってないのか

 

このように思いましたか?しかし、ある意味では悟りを開いた如来よりも、人々を救う心意気は強いです。そもそも、菩薩は悟りを開く力があります。しかし、あえて開かないのです。それはなぜか?

 

悟りを開く前に、一般大衆を救いたい

 

こんなにも壮大な目標があるので、悟りを開かず修行を続けているのです。そのため、人々を救うための持ち物もたくさんあります。

 

菩薩の持ち物一覧はコチラ▼

 

逆に、悟りを開いた如来は、手ぶらで何も持っていません。

 

薬師如来だけは、薬壺という万能薬を持っています。

 

有名な菩薩|保管されているお寺と口コミ

ここからは、菩薩の種類と保管されているお寺、その口コミを紹介していきます。

観音(観世音)菩薩|今すぐご利益がある現世の仏

観音菩薩は、現世にあるという補陀落浄土に住んでいます。特徴的なのは死後の極楽ではなく、現世のご利益がある点です。漢訳の違いで観世音と呼ばれることもあります。

十一面千手千眼世観音菩薩坐像は、大阪の葛井寺にある国宝です。

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この春にTVで東京国立美術館に 展示されるために葛井寺の千手観音菩薩坐像が 日通の専門家達の手で輸送されるのを見ました。 1041本の手があり、最古の千手観音像、そのような方がそう遠くない葛井寺にいらっしゃるなんて知らなくて驚きました。 毎月18日にご開帳されてるようです。 拝観料は500円です。 境内には出店が並び、お祭りのようでした。

引用:グーグルマップ

駅前、街中のお寺です。周辺の道路は狭かったり、一方通行だったりして車では行きにくいかもしれません。近くのコインパーキングに駐車して藤井寺駅前の商店街を少し歩いて裏門から入りました。もう一度大門から入りました。日本最古の千手観音が本堂におられます。蓮華王の御朱印もいただきました。いらっしゃった書き手の方、お二人とも良い方々でした。

引用:グーグルマップ

 

お寺の参拝にも作法があります▼

 

文殊菩薩|言葉巧みな智慧の仏

文殊菩薩も現世にあるといわれる五大山浄土に住んでいます。悟りに至るまでの智慧を司る菩薩です。

奈良県法華寺の文殊菩薩は、エックス線CTスキャンされたことでも有名です。内部には経巻、仏舎利など180点もの納入品があり、話題となりました。

文殊菩薩は、奈良県の法華寺にあります。

口コミ

2017年11月に拝観しました。御本尊の十一面観音立像、また阿弥陀三尊・童子像も拝観することが出来ました。初めて拝観したのは1978年、この頃は御本尊の拝観は今ほど日が限られていなかった様に思うのですが。この御本尊は私が特に好きな仏像です。もう一つが観心寺の御本尊。

引用:グーグルマップ

光明皇后開基という奈良時代の古いお寺。 11月の国宝十一面観音、阿弥陀三尊仏画像公開時にうかがいました。 近隣の海龍王寺、不退寺も同時期に特別開帳があるので、佐保・佐紀路の古刹を徒歩で回るにはちょうど良いと思います。 特別公開時の共通券1300円は寺社の拝観料としてはかなりお高めです。

引用:グーグルマップ

弥勒菩薩|56臆年後に現れるヒーロー仏

弥勒菩薩は、釈迦の弟子です。

『ワシが死んだあと56臆年経ったら、お前は弥勒菩薩として生き返るよ。』と釈迦に言われました。

復活までは兜率天(とそつてん)という、極楽浄土に近いところで修行に励んでいます。

弥勒仏坐像は、奈良県の當麻寺にある国宝です。

口コミ

白鳳や天平時代の仏像がたくさん残る、南都でも最も歴史のある古刹。 今は本堂の當麻曼陀羅が中心になっているが、元々は現在弥勒仏が鎮座する金堂がメインの大寺院で、今でも三重の塔の東塔と西塔が残っている。 毎年5月に行われる練り供養でも有名。

引用:グーグルマップ

国宝の東西の2塔、金堂、鐘楼、は無料で見れる。駐車料金500円が必要なので、近くにある道の駅に車を停めて歩くと良いと思う。

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地蔵菩薩|ヒーローが現れるまでの救済仏

釈迦が死んでから弥勒菩薩の復活の間、救済を担当する菩薩です。お地蔵さんの愛称で広く知られています。

六道という魂が進む全ての道の入り口にいて、どの道に進んでも救済してくれる強い見方です。

死後の裁判官の閻魔とも習合して、閻魔は地蔵の身と呼ばれることもあります。

 

閻魔大王と地蔵菩薩は同一人物です▼

賽の河原で子供を救うのも地蔵菩薩です▼

 

地蔵菩薩立像は、神奈川県の鎌倉・寿福寺(鎌倉国宝館)にある重要文化財です。

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大正12年(1923年)の関東大震災による被害を契機に設立。この大震災では鎌倉でも多くの歴史ある社寺が倒壊し、貴重な文化財が喪失。こうした不時の災害から由緒ある文化遺産を保護し、あわせて鎌倉を訪れる人々がこれらの文化財を容易に見学できるよう一堂に展示する施設として建設。

引用:グーグルマップ

寺院に参詣しても、ご本尊を拝むことはほとんど不可能ですが、鎌倉国宝館では様々な理由で預けられた仏像を拝観できます。圧巻は、薬師三尊と十二神将です。十二神将像と10センチも離れずに、本当に目の当たりにその顔を拝見できます。覚園寺のあとに行きましたので、十二神将の迫力に酔いしれました。

引用:グーグルマップ

菩薩の仏像に見られる外観的な特徴一覧

それでは、菩薩ならではの外観的な特徴を紹介していきます。

宝冠(ほうかん)

頭にかぶる冠で、宝石で装飾されています。地蔵菩薩以外の菩薩は、宝冠を付けています。

宝髻(ほうけい)

長い髪を頭の上でまとめたモノを宝髻といいます。以下の種類があります。

 

  • 単髻:ひとまとめにした宝髻
  • 垂髻:髪の先端を垂らした宝髻
  • 三山髻:宝髻を3つに分けて山形にしたもの

 

白毫(びゃくごう)

眉間から生えている白い毛です。ほくろと間違われますが、毛です。

蓮華(れんげ)

蓮華とは蓮の花のことです。泥の中でも美しい花を咲かせるので、煩悩を断ち切る象徴とされています。

天冠台(てんかんだい)

宝冠を乗せるための台座です。

瓔珞(ようらく)

首から下げるネックレスのような装飾品です。

天衣(てんね)

両方の肩から体の中腹まで垂らす、長めの布です。

条帛(じょうはく)

左肩から右腹部まで斜めにかける布です。

三道(さんどう)

首に入っている横向きのシワで、仏相といいます。

胸飾(むねかざり)

首にかける装飾品です。

裳(も)または裙(くん)

長方形の布で、胸から足元までを覆います。

まとめ

以上、菩薩の意味と特徴|如来との決定的な違いはどこにあるのか?についての解説でした!

菩薩はあえて悟らず大衆を救う仏様です。如来は最高ランクの仏様ですが、心意気なら菩薩がナンバーワンです。

特に1,000本もの手で人々を救う千手観音菩薩は、菩薩の中でも最大の功徳があるといわれています。一度でいいので、現物を見てみたいものですね。

 

千手観音の持ち物と功徳についてはコチラ▼

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