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仏教 教え

日本仏教は騙してばかり?|東洋哲学における『嘘も方便』の解説

日本仏教はナゼわけのわからない事ばかりするんでしょうか?

 

『あやしい宗教だからじゃないの?』

『厳しい修行をするから悟りを開けるんでしょ。』

 

残念ながら、全く違います。実はあなたのことを騙しているんです・・・語弊のある言い方ですね。では、もっとちゃんとした言葉で表してみましょう。

 

日本仏教が変なのは、方便だからです。

 

方便・・・?

 

仏教用語。原義は近づく,到達するの意。仏陀が衆生を導くために用いる方法,手段,あるいは真実に近づくための準備的な加行 (けぎょう) などをいう。転じて「嘘も方便」などの用例にみられるように,目的のために用いられる便宜的手段などをいうこともある。

引用:コトバンク

 

このように、方便とは目的達成のための手段のことをいいます。仏教の目的は悟りを開くこと。という事は、その手段である修行は方便という事になります。

仏教の修行は全て嘘なのです。しかし、嘘でもいいんです。方便なんですから。

 

つまり、悟りを開けるなら、手段は関係ないという事です。

 

その方便(手段)としてナゾナゾをしてみたり、突然『喝!』と叫んでみたり、ひたすら座ってみたり、踊りながら念仏を唱えてみたり・・・etc

宗派によって千差万別ですが、目標はただ一点『悟り』です。今回は、仏教における嘘も方便について解説していきます。

仏教の戒律に意味はない

あなたは仏教の五戒をご存知ですか?

 

  • 不殺生戒:生き物を殺さない
  • 不偸盗戒:盗みをしない
  • 不邪淫戒:性愛をしない
  • 不妄語戒:嘘をつかない
  • 不飲酒戒:酒を飲まない

 

厳しい戒律ですが、守らないと死んだ後の裁判で地獄に行きの判決を下されます。

 

地獄行きが決まるまでには、7回も裁判を受けます▼

 

しかし、よく考えてみてください。これらの戒律にどんな意味がありますか?守ったところで、悟りを開ける保証はありません。

ハッキリと断言します。仏教の戒律を破っても、悟りは開けます。

宗派によって修行の内容が違いすぎる

五戒は仏教の基本的なルールですが、修行方法は各宗派で大きく異なります。

 

  • 真言宗:呪文を使った密教
  • 日蓮宗:『南無妙法蓮華経』と唱える
  • 浄土宗:『南無阿弥陀仏』と唱える
  • 浄土真宗:心の中で阿弥陀仏にすがる
  • 時宗:踊りながら念仏を唱える
  • 臨済宗:公案というナゾナゾを解く
  • 曹洞宗:ただ座る

 

正直、意味不明ですよね。これだけ修行の種類があるのに、ゴールは同じなのです。悟りです。

今風にわかりやすく言うなら、ゴール(悟り)は身体能力の向上。その手段(方便)はサッカー、バスケ、陸上、水泳、、、etcといった感じです。

 

つまり、悟るための手段(方便)はいくらでもあるので、どれを信じてもOKなのです。

 

どの宗派も信者を悟りに導き、生老病死の苦から救いたいと願っています。なので、様々な手法を凝らして信者を集めるのです。

でも、踊りながら念仏を唱えるよりも、ただ座るだけの方がラクそうですよね(^^;)

 

日本仏教のいろいろな宗派はコチラ▼

 

なぜこんなに面倒で回りくどいことをするかというと、悟りとは体験を伴わないと理解できないからです。

言葉で説明しただけではダメなのです。だから、様々は方法を駆使して、信者たちの思考を停止させようと一生懸命です。

方便を分かりやすく解説

それでは『嘘も方便』を解説していきます。

 

例えば、窓のない部屋から一歩も外に出たことがない男の子がいたとします。

 

その男の子に『空の青さ』を伝えるにはどうしたらいいでしょうか?外に連れて行くのが一番です。しかし、それだけはかたくなに拒みます。仕方がないので言葉で説明していきます。

 

  • 『空の青は海の色と似てる』
  • 『空の青は透き通るよな色をしている』
  • 『太陽光がメタンを通過する距離によって、青さが変わる』

 

このように、『空の青』についてひたすら説明し続けます。説明を受けた男の子も『空の青はそんな感じなんだね』と、自信をもって理解します。

しかし、言葉だけで本当に『空の青』は伝わっているのでしょうか?

 

どう考えたって伝わってませんよね。盲目の人に色を説明しているのと同じです。

 

しかし、男の子の自信はどんどん大きくなります。『空の青』ついての知識は誰にも負けません。そんな時、あなただったらどうしますか?

 

『・・・火事だー!!すぐに外に逃げろー!』

 

男の子は慌てて部屋の外に飛び出しました。その間は無心です。火事から逃げるため何も考えず、体だけが反応しています。そして空を見上げたその時です。

 

『・・・空の青って、こういう色なんだね。』

 

もうあなたは言葉を発する必要はありません。満足そうに男の子を見つめるだけでした。

 

これが言葉ではなく、体験で物事を理解させる方法です。その手段の『火事だー!』が方便です。

 

方便は火事である必要はありません。地震でもいいですし、熊が部屋に入ってくるでもOK。男の子を外に連れ出して、その目で空を見てもらえれば何でもいいのです。

仏教が様々な修行を用意している理由、お判りいただけたでしょうか?

まとめ

以上、日本仏教は騙してばかり?|東洋哲学における『嘘も方便』の解説でした!

日本仏教が変な事ばかり修行している理由を、方便という観点から紹介しました。どの宗派も目的(悟り)は同じなのです。違っていたのは手段(方便)でした。

あなたの仏教に対するイメージも、変わったのではないでしょうか。

 

南無阿弥陀も方便です▼

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