仏像 仏教

五大明王の種類と名前|根強い人気はお不動さまと呼ばれる不動明王

不動明王の仏像

あなたは明王が何をしてるかご存知ですか?

 

『怒ってる仏像だよね』

『悪い仏像なんじなないの?』

 

明王といえば怒り顔で有名ですよね。背後にはオーラとも思えるような炎が燃え上がり、怖いイメージが強い仏像です。なぜ、明王は怒っているのでしょうか?

 

それは、仏教の敵と戦うことが仕事だからです。

 

明王は密教で有名な大日如来の命令を受け、仏教に従わない者を正しい道に導きます。また、他の宗教など、仏教を批判する者と戦ったりもします。なので、怒りの表情が特徴的です。

ですが、敵を叩きのめすが本分ではなく、最終的に仏教に帰依させることが目的です。

 

大日如来を含む如来の種類と特徴はコチラ▼

 

今回は、そんな明王の種類と特徴について解説していきます。

明王の意味|何のために作られた仏像なのか?

明王とは、仏教の教えに反するものを正しい道に導く仏像です。全て宗派にある仏像ではなく密教特有のモノで、如来の化身とされています。

密教では『仏の智慧を身につけた偉大な人』と定義されています。宗教同士のぶつかり合いというのは、戦争に発展することもしばしばあります。

なので、その覚悟も含め、明王の顔は険しく怒った表情をしているのです。

五大明王といえば京都府の東寺

五大明王は、東寺の講堂に祀ってあります。ここは立体曼荼羅というものを演出しています。

 

曼荼羅=極楽浄土についてはコチラ▼

 

向かって左に5体の明王、中央に5体の如来、右に5体の菩薩、全体の両サイドに3体ずつの天部がいます。合計で21体もの仏像が並んでおり、圧巻です。

今回は、その中から五大明王について紹介します。

不動明王|明王の中で最強

不動明王は、明王界のキングです。それもそのはず、密教の本尊である大日如来の化身といわれています。『お不動さん』の名前でも有名な明王で、五大明王の中心に位置しています。

片方の目を大きく見開く『天地眼』は、閉じたほうの左目で煩悩を断ち、見開いた右目で悟りに導きます。

軍茶利明王|1個の顔と8本の腕

軍茶利明王は、蛇を象徴する古代インドの宗派から生まれた仏像です。体には蛇をまとい、蛇の象徴とされる邪淫系の煩悩を砕きます。

大威徳明王|6個の顔と6本の手足

顔と腕、足が6本あり、六道を見渡しながら信者を守るとされる明王です。

 

六道輪廻についてはコチラ▼

 

元は閻魔を倒すとされており『降閻魔尊』という呼ばれもあります。水牛に乗った姿で作られています。

金剛夜叉明王|3個の顔と6本の腕

手には金剛杵を持っており、諸悪を打ち砕いて降伏させます。眼が5個あり、そのうち2個の目は嘘を見抜く力があります。

降三世明王|4個の顔と8本の腕

チカラを示すために、古代インドの神シヴァとウマーを踏みつけたスタイルで作られています。

 

五大明王が祀られている東寺は、京都にあります。

口コミ 

796年に創建されました。弘法大師は嵯峨天皇から東寺を賜ったそうです。 金堂、講堂、五重の塔、大師堂、観智院、宝物館 等が有ります。 東寺と言えば五重の塔のイメージです。今回はお庭や宝物館も入りました。 台風の影響が少し有りました。 春は桜 、 夏は蓮、 秋は紅葉、冬は雪景色といつ行っても 素晴らしい景色が見られます。 宝物館の曼陀羅が私は好きです。

引用:グーグルマップ

言わずと知れた五重塔がある東寺 五重塔も素晴らしいですが、講堂には不動明王、帝釈天、梵天、多聞天持国天、金剛業、金剛波羅密多菩薩、金剛宝、金剛夜叉、大威徳、軍茶利、広目天、増長天などの国宝の仏像 金堂にも薬師如来をはじめとした数々の仏像があります この数は奈良の興福寺、宇治の平等院鳳凰堂クラス? 京都の中でも指折りのラインナップです、さすが東寺です。 京都駅からも歩いて行けますので、ちょっと時間が余った時などにどうでしょうか?

引用:グーグルマップ

 

お寺にも参拝の作法があります。仏像を見に行く前に予備知識を入れましょう▼

 

明王は他にもいる

孔雀明王|明王なのに怒ってない

明王の中で慈悲の顔をしているのが、孔雀明王です。人間が持っている様々な毒を取り除くご利益があります。

毒蛇を食べ、恵みの雨を降らせる孔雀を神格化させた女性系の明王です。孔雀に乗った姿で造像されています。

愛染明王|愛で悟りを開く

愛欲、欲望、執着などの煩悩を悟りに変えるチカラのある明王です。3つの目と6本の腕を持っています。

不動明王と同様に、護摩祈祷の本尊とされています。いつしか、恋愛成就のご利益がある仏像となりました。

烏枢沙摩明王|トイレの明王

なんと、トイレにも明王がいます。一体どんな輩がトイレで反仏をするのかは不明ですが・・・実は五大明王の金剛夜叉と同じです。(真言宗系の場合)トイレの不浄を炎で浄化してくれます。

明王の仏像に見られる外観的な特徴一覧

それでは、明王の外観的な特徴を紹介していきます。

火焔光背(かえんこうはい)

明王は背中に炎を背負っています。これは火焔光背といって、煩悩を焼き尽くし、智慧の光明へと変えるチカラがあります。

頂蓮(ちょうれん)

頭の上には蓮華の花が乗せられています。

辮髪(べんぱつ)

左側に髪を束ねたおさげを垂らしています。

三道(さんどう)

仏像のノドにある3本のシワです。如来や菩薩にもみられる仏相です。

羂索(けんじゃく)

人々の煩悩を打ち砕き、仏教の道へと導く武器です。

羂索は5色の糸をよった縄の両サイドに、刃物と輪が付いています。

条帛(じょうはく)

左肩から右の腹にかけて、細長い布を巻いています。

剣(けん)

右手に持つ剣は、煩悩を断ち切るチカラがあります。持国天(天部)の剣が片刃なのに対し、不動明王の件は両刃です。自身にも刃が向いており、命がけで職務にあたります。

幼児体系(ようじだいけい)

如来の命により仕事をしている明王は『使い=子供』として扱われます。なので、幼児体系をしており、お腹がポッコリしています。

裙(くん)裳(も)

腰から足元まである布です。

まとめ

以上、五大明王の種類と名前|根強い人気はお不動さまと呼ばれる不動明王の解説でした!

明王は如来の化身とされ、その命を受けて反仏教と戦います。ただ、戦うだけではなく、最終的には仏教に帰依させることが使命です。

そんな大変な仕事をしているので、怒りの形相をしています。いつの時代も、中間管理職は辛いですね。

 

如来の特徴はコチラ▼

菩薩の特徴はコチラ▼

天部の特徴はコチラ▼

-仏像, 仏教

Copyright© ゴドブダ , 2020 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.