あなたは釈迦の本当の教えをご存知ですか?
『仏教って念仏でしょ』
『お墓参りすることじゃないの?』
違います。全く違うんです。
釈迦が広めた宗教は仏教です。日本の仏教といえば法要や墓参りなど、『死』に特化した葬式仏教です。
しかし、仏教とは本来は哲学だったのです。生老病死に伴う苦痛を取り除くため、極限まで自分を見つめなおす究極の東洋哲学。
その真髄は『無我』でした。
釈迦は死ぬ前に『自分をかたどった像など作るな』と弟子に言っています。これは、モノや固定観念にとらわれて欲しくないからです。
つまり、死後の世界にある輪廻転生、偶像崇拝の神様など信じていません。
信じていたとすれば、唯一己の心『悟り』でしょう。それでは、釈迦の本当の教えについて解説していきます。
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釈迦は宗教を作ったのではなく『無我』の哲学を説いた
釈迦は仏教の開祖として有名ですが、本来は哲学を説いていました。
釈迦の教えといえば、四諦・八正道。その根底にあるのは『無我』です。
実はこの『無我』という考えは、当時のインドではセンセーショナルな出来事でした。無我とは、自分が無いという事です。
この頃のインド哲学は、ヤージュニャヴァルキヤのアートマンに基づいていました。
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簡単にいうと、『私は、~ではない』としか言えません。
という哲学です。この哲学の従うなら・・・
- 私は、辛くない
- 私は、苦しくない
- 私は、悲しくない
という事になります。仏教が目指した悟りの境地と同じで、生老病死の苦はなくなるのです。
インド人はこれを信じて、苦行に励んでいました。苦行をしたのに辛くないと感じれば、それだけ悟りに近づいたと考えていたのです。
ところが釈迦は『私は、~ではない?そもそも私なんてないんだよ。あはは。』と言ってのけたのです。
死ぬ一歩手前までの修行をしていた僧侶たちにとって、これほどの衝撃はなかったでしょう。
しかし、軍配は釈迦に上がります。釈迦の方が適切にヤージュニャヴァルキヤの哲学を理解していました。悟りとは、自分すらない無我の境地なのです。
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死後の世界は存在しない?
日本に仏教が伝来する前のインドでも、魂の輪廻転生は語られていました。釈迦を生んで7日目に亡くなった母は、忉利天に転生したとされています。
悟りを開いた釈迦は忉利天の母に教えを説き、そこに住む神々からもすがられたという言い伝えがあります。日本における輪廻転生と似た考えですね。
輪廻転生の考え方▼
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しかし、実際のところ釈迦は死後の世界を考えていたのでしょうか?釈迦は、この世が苦に満ちている理由を四諦という真理で表しました。そして、苦から解放される具体的な行動を八正道として教えています。
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その中では死後の話は一切ありませんし、地獄や極楽の話も出てこないのです。また、釈迦は自分の死んだ後に仏像なんぞ作るなと言いました。
これは、モノや固定観念に執着しても意味がない。悟りは己の心にあるという事です。
つまり、死後の世界があるという固定観念は悟りの妨げになるのです。
この点からも、やはり釈迦は死後の世界は無いと考えていたのではないでしょうか。
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日本仏教の方便|釈迦の教えとは違う?
日本の仏教は、やれ葬式だ、やれ法要だ、やれ墓参りだと死がまとわりついています。
しかし、仏教が伝来されてきて江戸幕府が開かれるまでは、インド仏教の哲学がちゃんと残っていました。
日本の仏教が葬式ばかりになった理由はコチラ▼
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江戸幕府より前の日本仏教は変な修行ばかりでしたが、それでも目標はみな同じでした。
生老病死で苦しむ人を悟りに導くことです。
その手段は問いません。悟りを体験さえできればいいのです。途中経過は釈迦とは異なりますが、そのゴールは同じだったのです。
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まとめ
以上、釈迦の本当の教え|仏陀は輪廻転生も神様も信じていないについての解説でした!
釈迦の前から、ヤージュニャヴァルキヤによって仏教哲学の基本的な考えはできていました。しかし、難しいので一般大衆は誤った解釈をして『苦行』を始めます。
そこに、釈迦が『無我』という本来の解釈を付けなおしたのです。日本に伝来してくるころには、また誤った考えが浸透していました。
そのため、般若心経では釈迦の教え『仏教』さえも否定して、本来の解釈を付けなおします。
般若心経は仏教の経典なのに、仏教の全てを否定しました▼
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さらに日本は『死』に特化した葬式仏教になってしまったので、仏教=怖いものというイメージも強いです。
おまけに宗派が多すぎて、それぞれの修行方法も全く異なります。同じ仏教なのに・・・
日本の仏教は13宗派もあります▼
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このように、今の私たちが見たり触れたりする仏教は、インドでヤージュニャヴァルキヤが説いていた哲学とは違ったモノになっています。釈迦の本当の教えを理解して、煩悩から解放されましょう”!